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ユーチューブで聴くギター協奏曲(ヤラ行)

ユーチューブで聴くギター協奏曲(6)ヨ、ラ

【吉松隆】
ギター協奏曲「天馬降下」op21
「天馬降下」、日本の「花鳥風月」をテーマにした曲です
Concerto for guitar & orchestra ‘Pegasus Effect’, Op. 21
Craig Ogden(Guitar)
BBC Philharmonic Orchestra, Sachio Fujioka
https://www.youtube.com/watch?v=Qyx8NAbTD2M

【U.ラヴレディ:William Lovelady】
ヴァイオリンとギターのための協奏曲
ウィリアム・ラブレディは英国のギタリスト兼作曲家であり、ビル・ラブレディとしても演奏および出版しています。
Concerto for Guitar and Violin
Tamsin Waley-Cohen(violin
Craig Ogden(guitar
Orchestra of the Swan
https://www.youtube.com/watch?v=zLLOJTsKm-0

【A.ラウロ:Antonio Lauro】
ギター協奏曲第1番
ヴェネズエラ・ワルツで有名なラウロのギター協奏曲。このラウロのギター協奏曲、とても懐かしい昭和の時代を思い出させてくれるこの協奏曲です。
Concerto for guitar & orchestra Nr. 1
Luis Quintero(Guitar)
Yaracuy Youth Symphony Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=mKTDfm62ZzE

【ショーン・リグニー:Rigney】
ギターとオーケストラのための協奏曲「ラピス・ラズリ」
曲のタイトルとなっている「ラピス・ラグリ」とは、瑠璃色(るりいろ)といわれる紫みを帯びた濃い青色の代名詞にもなっている「瑠璃」のことだそうです。語源的に言うと「ラピス」はラテン語で「石」、「ラグリ」はアラビア語で「天」「空」の意味だそうです。
オーストラリア人のリグニーにとっての「瑠璃」のイメージなのでしょう。個人的には、天、空でなく、森や大地の緑のイメージですね。クールではなく、ウオーム、さっぱり乾燥したイメージの曲というよりは、じっとと湿った感じの暖かさを感じる曲です。
Lapis Lazuli - Concerto for Guitar and Orchestra
Ⅰ.Sonata da camera
https://www.youtube.com/watch?v=lnRLU7mFuVQ
Ⅱ.Toccata
https://www.youtube.com/watch?v=OFnAaarKruI
Ⅲ.Cantabile
https://www.youtube.com/watch?v=SM3j4aK2tdA
Ⅳ.Finale
https://www.youtube.com/watch?v=o9L-wwLYegI

【ホルヘ・リッター:Jorge Ritter】
協奏的幻想曲
1957年生まれのメキシコの作曲家ホルヘ・リッターのギター協奏曲です。
Fantasia Concertante
Juan Carlos Laguna(Guitar)
Ⅰ.Lentamente
https://www.youtube.com/watch?v=7kS0FnlCno4
Ⅱ.Allegretto
https://www.youtube.com/watch?v=VhaL0CFRIMY
III. Adagio
https://www.youtube.com/watch?v=k2L3XsgHcO0
Ⅳ.Allegro
https://www.youtube.com/watch?v=Rj7vHFk7Fec

ユーチューブで聴くギター協奏曲(6)ル、レ、ロ、ワ

【アンドリュー.ルービンAndrew Rubin】
ギター協奏曲
原曲は、ロック界のレジェンド、ジョン・アンダーソンが書いた曲ということですが、ルービンが自分のピックング奏法用にアレンジしたものです。ルービンのギター協奏曲、明るくてノリのいい曲です。
"Guitar Concerto"
https://www.youtube.com/watch?v=GQrcm95JHGE

【P.ルーザス:Poul Ruders】
ギター協奏曲第2番「パガニーニ変奏曲」
超絶技巧のパガニーニ。彼の有名な主題をテーマに変奏曲にした作品で、パガニーニに負けずに超絶的技巧をギターに求めており、ギタリストはD.スタロヴィンです。
このルーザスの「パガニーニ変奏曲」というギター協奏曲、1分程度の小品が20数曲次々に出きて、かなり技巧的な曲で、かなり工夫が凝らしてあり、11曲は小品であるものの曲の繋がり、流れはきわめて重要で、密度の濃い1曲として聴くこととなると思います。
Paganini Variations (Guitar Concerto No. 2)
David Starobin(guitar)
Odense Symphony Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=ph8GTtJ3D6s

【P.ルーザス:Poul Ruders】
ギター協奏曲第1番「プルサルモディーズ」
協奏曲のタイトルになっている「プルサルモディーズ(Psalms)」とは、和訳すると「詩編」のことだそうで、「詩編」とは、旧約聖書に収められた150篇の神(エホバ)への賛美の詩のことだそうです。この11の小品からなっている最初の曲は、ギターソロで「Entrance for One」。「One」とは聖書では唯一の「神」を指すということです。
Psalmodies
Petri Kumela(Guitar)
Zagros ensemble conducted by Petri Komulainen
https://www.youtube.com/watch?v=_3ytgylJw58

【J.M.レスカーノ:Jose Manuel Lezcano】
ギター協奏曲
懐かしさを感じるリズム。日本の祭り太鼓そのものではないでしょうか!レスカーノ「ギター協奏曲」の3楽章。この3楽章の副タイトルが「エクアドルの風景(Ecuadorian Landscape)」となっていることから、エクアドルのお祭りのイメージなのでしょうか。お祭りの太鼓の音は、世界共通なのかもしれません。ギターソロは、作曲者本人のレスカーノの演奏で聴けます。
『ギター協奏曲』Guitar Concerto
Jose Manuel Lezcano(Guitar)
Ⅰ.Allegro rapsodico
https://www.youtube.com/watch?v=VmKS1kzTZuI
Ⅱ.Intermezzo
https://www.youtube.com/watch?v=f8JMwMfT3Vc
III. Ecuadorian Landscape
https://www.youtube.com/watch?v=-ZRV2ID-1MM

【J.レシノフ:Jason Vieaux Leshnoff】
ギター協奏曲
作曲者ジョナサン・レシノフは、リリシズムの作曲家といわれているそうですが、リリシズムとはなじみのない言葉。和訳すると「抒情性(じょじょうせい)」ということだそうです。とても分かりやすいし、1楽章や3楽章は、自由でリズミカルなギターが心地よく響いています。
『ギター協奏曲』
Guitar Concerto
第1楽章
https://www.youtube.com/watch?v=rVfAuvQwrfQ
第2楽章
https://www.youtube.com/watch?v=ifmgf_ov468
第3楽章
https://www.youtube.com/watch?v=QIO9G8g0_KE

【J.レンティーニ:James Lentini】
ギター協奏曲
若い頃は、ロックで鳴らしたギタリストだったというレンティーニ。このギター協奏曲は、さわやかな風のような感じの曲です。レンティーニ本人のギター演奏で聴くことができます。
『ギター協奏曲』
Concerto for Guitar and Strings
James Lentini(Guitar)
 (1st Movement)
https://www.youtube.com/watch?v=IPEx7vNoB-U
(2nd Movement)
https://www.youtube.com/watch?v=Chqu9C2vWZk
(3rd Movement)
https://www.youtube.com/watch?v=Dopz9-freto

【C.ローズ:Christopher Rouse】
ガウディの協奏曲
カタロニアの建築家ガウディの建築物等から発想を得た曲。ギターとオーケストラが掛け合うというよりは、言い合いをしているような1楽章。これは、自然を相手にたたかうガウディの姿そのものなのでしょうか。主役のギターはガウディを表し、オーケストラは、風(空気)や地震(地盤)のような建築を行うための克服しなければいけない何者か、そんな感じですね。
『ガウディ協奏曲』Concerto de Gaudí
Concerto de Gaudí for Guitar and Orchestra
Sharon Isbin (guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=FXofelsbUpQ

【ワルター・ロス:Walter Ross】
フルートとギターのための協奏曲
フルート奏者でもあるロスによるコンチェルト。フルートとギターを主役にした協奏曲ですが、どうしても旋律楽器であるフルートがメインの主役で、伴奏楽器のギターは、サブの主役という感じになってしまいますね。
Concerto for Flute and Guitar:
Turner(Flute)、Radka Kubrova(Guitar)
Ⅰ.Festivo
https://www.youtube.com/watch?v=WB9NQDsEJm0
Ⅱ.Allegretto scherzando
https://www.youtube.com/watch?v=gOgQfx9SoEY
III. Adagio con eleganza
https://www.youtube.com/watch?v=5wCar9ah0-g
Ⅳ.Allegro con brio
https://www.youtube.com/watch?v=ypNAc_3nsp8

【J.ロドリゴ:Joaquin Rodrigo】
説明は不要かと思います。ロドリーゴのギター協奏曲を5曲掲載します。
①ある貴紳のための幻想曲
Fantasia para un gentilhombre
Austin Wahl(guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=VWML2y1znEc

②アランフェス協奏曲
N.イエペス(Guitar
https://www.youtube.com/watch?v=rQHFHD6IQwI
村治佳織 ピアノ伴奏版)
https://www.youtube.com/watch?v=MPkzad1RWd8

③ある宴のための協奏曲
Concierto para una fiesta
Ricardo Gallen(Guitar)
第1楽章
https://www.youtube.com/watch?v=LUYd34Y9P2w
第2楽章
https://www.youtube.com/watch?v=SKEVU6k-rK0
第3楽章
https://www.youtube.com/watch?v=cNH3rIoCEVY

④2つのギターのための「マドリガル協奏曲」
イダ・プレスティに捧げられた10楽章からなる「マドリガーレ協奏曲」。美しいギタリストであろうと思いつつ、その姿を見ることができなかった盲目の作曲家ロドリゴの想いを想像しながら聴いてみるのもいいかも。
2つのギターのための「マドリガル協奏曲」』
Kupiński Guitar Duo(Guitar)
I.Fanfare、II.MadrigalIII.EntradaIV.PastorcicoVII.FandangoVIII.AriettaIX.ZapateadoX.Caccia a la española
https://www.youtube.com/watch?v=5Zkny0Pcm6E

⑤アンダルシア協奏曲
ロドリゴのギター協奏曲の5曲目は、「アンダルシア協奏曲」で、作曲年でいうと「マドリガーレ協奏曲」の前年の1967年の曲というので、ロドリゴ66歳の時の曲。1楽章、3楽章のラズゲアード的出だし、2楽章の出だしの旋律など、かなり「アランフェス協奏曲」を意識して作られているような気がします。福田、大萩、朴、Liuの4重奏ソロで聴けます。
4つのギターのための「アンダルシア協奏曲」』
Shin-ichi Fukuda、Shih-yu LiuYasuji OhagiKyu-hee Park(Guitar)
https://www.youtube.com/watch?v=MKNlEXKoJdo

【エイトル・ヴィラ=ロボス:Heitor Villa-Lobos】

ギター協奏曲
この曲も、また説明不要かと。
『ギター協奏曲』
Emanuele Segre(Guitar
https://www.youtube.com/watch?v=33G5K_sPqAs
Marko Topchii(guitar)スコア付き
https://www.youtube.com/watch?v=V1yz2mHXrbM

【セレドニオ・ロメロ:Celedonio Romero】
マラガ協奏曲
作曲家でロメロ・ギター四重奏団の創設者セレドニオ・ロメロのギター協奏曲。演奏するのは次男のペペ・ロメオで聴くことができます。ロメロ一家は「ギター界のロイヤルファミリー」と呼ばれています。
Concierto de Malaga
Pepe Romero(Guitar)
Ⅰ.Allegretto vivace - Allegro - Allegro molto
https://www.youtube.com/watch?v=6a69eCtYtHU
Ⅱ.Andante - Allegretto - Allegro - Allegretto 
https://www.youtube.com/watch?v=WLk7RbGSx7U
Ⅲ.Tangos y Tientos (Allegretto - Largo - Allegro)
https://www.youtube.com/watch?v=0jg_lHMyAS8

【A.D.ロワイエ:Antoine de Lhoyer】
ギターと弦楽合奏のための協奏曲op16
ベートヴェンと同時代のギタリストでもあったロワイエの作品。古典派のモーツアルトのような明るい曲です。
Concerto for guitar and strings opus 16
Runar Kjeldsberg(Guitar
https://www.youtube.com/watch?v=yDVdWn3qhLA

【アンドリュー・ワゴナー:Andrew Waggoner】
ギター協奏曲
アメリカの保守的現代作曲家といわれるワゴナーのギター協奏曲です。個人的には、失われつつある自然環境や、日本の田園風景のようなものと同じように、しっかり向き合い、心の耳で聴くようにしたい曲だと思っています。
Guitar Concerto
Kennth Meyer(Guitar)
Ⅰ.Moderate. Changeable
https://www.youtube.com/watch?v=dNINT7tFhmY
Ⅱ.Fast. Dogged
https://www.youtube.com/watch?v=apSuPlU-jXk
III. Slowly. Elegiac
https://www.youtube.com/watch?v=PHaO4vPkcmA

ユーチューブで聴くギター協奏曲(終り)

お疲れさまでした。
198曲の紹介をしてきました。
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