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埋もれている曲紹介

原 宏「ギターのための挽歌」のご紹介です 2025.09.23

原宏 「ギターのための挽歌」
松本富有樹ギター教室で、今、レッスン受けているのが、原宏の「ギターのための挽歌」です。最初は、イメージが今一つでしたが、弾きこんでいくうちに、はまってきました。
ユーチューブで演奏動画を探すと、二重奏、三重奏ものもあり、どのバージョンもそれぞれ魅力的です。手元には、ソロ用の楽譜(現代ギター社で手に入るようです)しかありませんが、そのうち、二重奏譜を手に入れて、いつか、お披露目したと思っています。

二重奏
https://www.youtube.com/watch?v=vSjOLhrz3OQ&t=131s

三重奏
https://www.youtube.com/watch?v=dcTdtny8od4

 ソロ
https://www.youtube.com/watch?v=P9rHzzv5SEc&t=6s

サントルソラの紹介

今、はまって弾いているのは、グイド・サントルソラの曲です。サントルソラは、ブラジル系ウルグアイ人の作曲家、ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、ヴィオラ・ダモーレ奏者、イタリア生まれの指揮者。
彼のバロック時代風の曲は、とてもなじみやすいですし、現代音楽の曲風の曲も、わかりやすい曲が多く、現代音楽入門編と言えるかと思います。

「古代様式の組曲」
プレリュード、メヌエット、ミュゼッタ、サラバンド、ジーグの5曲からなる組曲です。タイトルのように、バロック時代の様式で、とても分かりやすい(そして弾きにくい)曲です。この曲は、ネットで楽譜を見ることができます。
https://www.scribd.com/document/184934133/Suite-Antiga-Guitar-Guido-Santorsola
ユーチューブでは最初のプレリュードの演奏がいくつか聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=FJ5EdTXKRu8&t=18s
全曲聴くことができる動画です。演奏者は、ウルグアイの名手Jorge Oraison(ホルヘ・オライソン)です。
https://www.youtube.com/watch?v=mKxxtVmDpxo&t=10s

また、松本富有樹プロのレッスンで練習しているのが、サントルソラの二重奏「伝統的な組曲」これもまた、「古代様式の組曲」のようにバロック風ですが、とても独特な雰囲気が魅力的な曲です。この曲の楽譜は、イギリスの出版社から取り寄せました。
曲目:SUITE all'ANTICA para dos guitarras
作曲:GUIDO SANTORSOLA
I - Preludio
II. Tempo di Minuetto
III. Piccola Arietta
IV. Finale (Allegretto)
Angelo GILLO - Antonio RUGOLO (guitar duo)
https://www.youtube.com/watch?v=261ScEr41sA

ネットで手に入れることができるサントルソラの楽譜です。
「イタリアーナ」は、特に、2楽章REVERIEがとても美しくて好きです。
ちなみに、現代音楽風の1楽章、3楽章も、結構わかりやすいので、チャレンジしてみる価値は大いにありです。
ソナタNO4「イタリアーナ」
https://pdfcoffee.com/guido-santorsola-sonata-n-4-transcr-angelo-gilardino-pdf-free.html
演奏動画
. ALLEGRO ENERGICO
https://www.youtube.com/watch?v=Vvfpyuf7LaQ&t=16s
. REVERIE
https://www.youtube.com/watch?v=QPR_VPEN4-0&t=79s 

Three Airs of Court (Giga)
https://www.classclef.com/pdf/Giga%20(Three%20Airs%20of%20Court)%20by%20Guido%20Santorsola.pdf

なお、「ファンタジア25さんの日記」には、サントルソラのギター協奏曲、二重奏、ソロ曲が数多く紹介されていますので、そちらを見てもらえればいいかと。
https://fantasia.xyz/modules/d3diary/index.php?page=detail&bid=285&req_uid=1

埋もれている曲紹介(ポンセ)

ここでは、有名な作曲家の埋もれている作品を紹介します。
まずは、ポンセの「わが人生を行く」。
この曲は、福田進一さんの初期のアルバム「Voyage」に入っていますが、なかなか聴かない。ちなみにユーチューブでもお一人(Víctor Pellegrini)しか出てこない。ということで、紹介です。もともとはピアノ曲のようですが、とても素敵な曲です。

わが人生を行く(M.ポンセ)
(楽譜)

https://www.classclef.com/pdf/cuiden-su-vida-manuel-ponce.pdf
(演奏動画)
https://www.youtube.com/watch?v=wciSSyP1N5o 

4つのロマティックなワルツ/エドマール・フェニシオ

さて2曲目は、福田進一さんの初期のCDVoyage」に録音されているブラジルのギタリスト兼作曲家のフェニシオによる「ロマンティックなワルツ第1番」が、とても気に入って、楽譜を探していたのですが、なんと下のサイトに楽譜が掲載されていました。

4つのロマティックなワルツ/エドマール・フェニシオ
(楽譜)
http://cvrad.narod.ru/mus/gitara/11Sborniki/Edmar_Fenicio-4_Romantic_Waltzes.pdf
(演奏動画)
https://www.youtube.com/watch?v=8rSEYHXhapE

カローラの唄 R.リエラ

3曲目は、リエラのカローラの唄です。
「クラシックギターベスト選曲集vol.1」にも楽譜が掲載されていますが、なかなか弾かれている現場に遭遇したことがありません。
情感的で、とっても素敵な曲です。

『カンシオン・カロレーナ(カローラの唄)』ロドリゴ・リエラ作
Cancion CarorenaRodrigo Riera
ロドリゴ・リエラ(1923–1999)は、ベネズエラのギタリスト兼作曲家でした。彼は、ベネズエラ西部のララ州(州都:バルキシメト)の故郷の豊かな音楽遺産にインスピレーションを受け、ギターのための極めて重要な作品群を書きました。愛情深い愛国心を示したことから、彼はアントニオ・ラウロの作品と関連付けられましたが、彼のテクニックは初心者や中級のギター奏者にとってより扱いやすいものでした。彼はクラシックギターの重要な教育者でもありました。コンサートギタリストとして重要なキャリアを積みましたが、彼の録音は比較的少なく、見つけるのが困難です。
楽譜
https://www.classclef.com/source/riera-cancion-carorena.pdf
演奏動画(リエラ本人の演奏動画です)
https://www.youtube.com/watch?v=dEvj5k0EOZ4&t=5s


リエラがラウロを讃えて作った組曲の演奏動画も合わせてお楽しみください。
RODRIGO RIERA - SUITE POPULAR (Homenaje a Antonio Lauro)
https://www.youtube.com/watch?v=ZB_bJKEjJiE

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